ハトの飼育員?


昨日、出かけようと家を出た時、
ふと視線を感じて上を見ると、電線にいるハトがこっちを見ていた。
しかも何か訴えているように見える。


まさかそんな。。。と思われるかも知れないが、
一昨年、家の玄関に生えている木で生まれて、
やがて巣立っていったハトがいた。


思い返せば、おととしは家の玄関の木に
ハトが巣を作ろうとして、ちょくちょく木の枝を運んできていた。


その時は家の前に巣を作られたら何かと面倒だと思い、
何度か追い払ったが、いつの間にか卵を産んでいることに気づいて
取り払うこともできずに見守っていたものだ。


ハトのヒナは思ったより敵が多いことも初めて知った。


家の周りで猫やカラスを頻繁に見かけるようになった。
このままではヒナが襲われてしまうと思い、
猫が木に登れないように枝で壁を作ったりしてヒナが安全に暮らせるようにした。


ある日、巣からヒナがいなくなっていた。
無事に巣立ってくれたものだと思う。
ちょっと変な感じだが、まるでハトの親のような気持ちになった。


玄関で生まれると困ると思っていたハトのヒナが、
不思議と無事に巣立ってくれたことがうれしく感じる。


そしてまた、今年ハトが巣を作りに来ているようだ。
一昨年巣立ったハトが里帰りのように帰ってきたと思いたい。


元気に巣立って、そして帰ってきたんだな。。
と少しうれしく思った。


でも玄関の木に巣を作られると困るので、
巣が作れないように木を切ってしまった。

なんとなくハトに後ろめたい気持ちだったが、
今、電線から見つめているハトの視線に罪悪感を感じつつ、
私はハトの飼育員ではないんだぞ!と強い気もちで逃げるように外出したのだ。




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